外壁ってどうやって選ぶの？
デザインだけ見て決めればいいんじゃないの？
雨風の影響で経年劣化してしまい
最悪雨漏りしてしまう可能性もあるので外壁選びは重要だよ！
どんな外壁があるのか、外壁にかかるメンテナンスについて気になりますよね？
そこでフィナンシャルプランナーと簿記の資格を持った数字に強い柴犬が解説していきます！
外壁の種類
サイディング
窯業系サイディング
特徴
セメントと繊維質などを板状の外壁で、タイル風や石積み風など様々なデザインがあります。
近年もっとも採用されていて８０％近いシェアがあるといわれています。
サイディング自体の耐久性は３０年くらいといわれています。３０年たった際の張り替えでは３００万円程度かかります。
メリット
工場生産のため品質が安定していて、施工しやすく、コストが安いので、多くのハウスメーカーで採用されています。
デメリット
表面の塗装や、板同士のつなぎ目のコーキング材が経年劣化しやすく。メンテナンス費用が高い物が多いです。
標準的な窯業系サイディングは表面の再塗装などに１０年毎に１４０万円程度の費用がかかるので
選定には注意が必要
窯業系サイディングを採用する場合３０年変色保証の
ニチハのプレミアムシリーズがおすすめです。
（参考：タマホームの営業さんによると一般的な２階建てで６０万円程度のオプションです。）
金属サイディング（ガルバリウム鋼板）
特徴
鉄やアルミニウムなどの板材と発砲系樹脂断熱材により構成される外壁材です。
軽量でスタイリッシュなデザインが特徴です。
メリット
窯業系サイディングのようなひび割れの心配がない。
デメリット
錆びにくい金属を使用していますが、外壁の塗装が剥げてしまうと金属が錆びてしまいます。
傷がつくと錆びてしまいます。
表面の再塗装などに１０年毎に１４０万円程度の費用がかかる
タイル
特徴
粘土を板状に固めた外壁です。
メリット
タイルは吸水しにくく、雨の影響を受けにくいため、タイル自体は６０年持つと言われています。サイディングと違い再塗装の必要がないので、メンテナンスはコーキングのみで、１０年毎に５５万円程度です。
デメリット
サイディングより初期費用が高いです。
そのため、タイル外壁が標準仕様のハウスメーカーの坪単価は高いです。
その他にはタイルは標準ではなくオプションとなっていることがあります。
コーキングは劣化するのでサイディングより安いですが、メンテナンスが発生します。
塗り壁（モルタル）
特徴
モルタルは砂とセメントを混ぜ合わせた外壁材です。
メリット
複雑な外壁デザインでもあわせやすいので、つなぎ目が目立ちにくいという特徴があります。
デメリット
ひび割れするリスクや汚れが付きやすいという特徴があります。
表面の再塗装などに１０年毎に１４０万円程度の費用がかかる
ALC
特徴
軽量発砲コンクリートの外壁です。
メリット
断熱性・耐衝撃にすぐれてる外壁材です。
デメリット
吸水性が高く再塗装によるメンテナンスが必要となってきます。
表面の再塗装などに１０年毎に１４０万円程度の費用がかかる
ハウスメーカー オリジナル
ハウスメーカーでは主に上記の外壁が採用されています。
一方で標準的な外壁ではなくハウスメーカーの完全独自の外壁を採用している物もありますので、そちらも紹介させていただきます。
ダイコンクリート 積水ハウス
特徴
軽量発砲コンクリートの外壁です。
メリット
厚さが５５ｍｍあり彫が深いので高級感があります。耐水性が高く３０年メンテナンスフリーです。
デメリット
積水ハウスの最高級グレードのイズシリーズでしか採用できなく。家の坪単価も高くなってきます。（坪単価８０万円～１００万円）。
シーサイドコート 住友林業
特徴
砂に貝殻やサンゴが混ざっている吹き付けの外壁です。
メリット
貝殻やサンゴが混ざっているのでキラキラしてきれい。耐久性の観点からは３０年メンテナンスの必要がない。（ちなみに２０２０年に登場したSODOも３０年メンテナンスの必要がありません。）
デメリット
汚れがつきやすく。白色にすると２年程度で汚れが目立つとの口コミもあります。
ニューセラミックウォール トヨタホーム
特徴
セラミックを配合することで、衝撃に強く耐久性が高い外壁です。
メリット
一般的なサイディングは１０年程度で再塗装が必要となるのに対して、トヨタホームはオリジナルの「HDセラコート」を使用することによって外壁塗装の耐用年数が３０年となっています。
デメリット
コーキングのメンテナンスは１０年毎に必要です。ベースはサイディングなので高級感はありません。
まとめ
メンテナンス等スペックを表にすると以下のようになります。
| 外壁 | メンテナンス [万円/10年] | デザイン | 種類 | 遮音 | コスパ |
| 窯業系サイディング | △ 140万円 | 〇 | ◎ | 〇 | △ |
| Fugeプレミアム | 〇 55万円 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 金属サイディング | △ 140万円 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
| タイル | 〇 55万円 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
| 塗り壁 | △ 140万円 | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
| ALC | △ 140万円 | △ | △ | ◎ | △ |
| ダイコンクリート | ◎ 0円 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
| シーサイドコート | ◎ 0円 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
| ニューセラミックウォール | 〇 55万円 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メンテナンス費用を抑えるには、下記の外壁がおすすめです。
- ニチハのプレミアムシリーズ
- タイル
- ダイコンクリート（積水ハウス）
- シーサイドコート（住友林業）
- ニューセラミックウォール（トヨタホーム）
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ハウスメーカーと外壁
どのハウスメーカーでどの外壁を選択できるかをまとめました。
〇：標準、△：オプション
| 外壁 | アイフルホーム | アキュラホーム | 旭化成ホームズ | 一条工務店 | クレバリーホーム | 住友林業 | セキスイハイム | 積水ハウス | ダイワハウス | タマホーム | トヨタホーム | ミサワホーム | 三井ホーム | パナホーム | ユニバーサルホーム |
| 窯業系サイディング | 〇 | 〇 | 〇(30年耐久) | 〇 | 〇(30年耐久) | 〇(30年耐久) | △ | ||||||||
| Fugeプレミアム | 〇 | △ | 〇 | ||||||||||||
| 金属サイディング | 〇 | ||||||||||||||
| タイル | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ | 〇 | |||||
| 塗り壁 | 〇 | 〇(20年耐久) | |||||||||||||
| ALC | 〇 | 〇 | |||||||||||||
| その他 | シーサイドコート、SODO | ダイコンクリート | DXウォール | セラミックウォール | MGクレイ |
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